雨が降ったり止んだりのある平日。
久し振りの北千住。
待ち合わせ場所はこのビルの9階。
「マルイ北千住」に入るのは初めてだが、待ち合わせ場所はすぐわかった。
『グリーングリル』に来た理由は、このハッピーアワー。
これだけの種類のワインを特別価格で飲むことが出来るのだ。
店の前でちぃさんと合流すると、店内に進む。
ディナーにはまだ早過ぎる時間なので、店内には(写真では見えないが)他に二組の客が居るだけ。
予約名を告げると、店の一番奥、外が見える窓に接する唯一のテーブルに案内される。
窓の外にはスカイツリー。
さっそくスパークリングワインで乾杯。
スペイン、バレンシア州のビセンテ・ガンディアが造る、マルケス・デ・チベ、カヴァ、ブリュット。
ビセンテ・ガンディアはバレンシア最大の名門ワイナリー。
カヴァはほとんどがカタルーニャ州で生産されている(カヴァはカタルーニャ語でセラーの意味)が、カヴァの規制が地理的生産地ではなく製法のみであることから、最近では色々な州で生産されている。
窓際に置き、スカイツリーとツーショット。
シトラスの香りを持つキレの良い辛口。
ぶどうはマカベオとシャルドネ。
本会の前だが、料理も少し頼むことに。
生ハムディップサラダ。
牛肉のタタキ。
結構なヴォリュームがある。
二杯目は赤ワイン。
スペイン、ムルシア州のオロワインズが造る、コモロコ、フミーリア、2018年。
フミーリアは地中海に面したムルシア州の最北端、山岳地帯にあるワイン産地(DOフミーリア)。
この奇抜な鳥はウッドペッカー(キツツキ)。
comolocoとは、madとかcrazyという意味。
再びちぃさんと乾杯。
黒果実の果実味とタンニンのバランスが良いミディアムボディー。
ぶどうはモナストレルで、樹齢は25~30年。
熟成はステンレスタンクで4ヶ月。
ゆっくり飲んでいる暇はなく、待ち合わせ時間が近付いたので本会の場所に向かうことにする。
マルイを出ると、本会の店、『千住 しげ』に急いで向かう。
待ち合わせ時間より2分遅れてしまい焦って歩いていると、お店の前でpink bouquetさんとばったり遭遇。
お店の場所がわからず、探されていたのだそうだ。
三人揃って無事入店。
カウンター8席は今日も予約で満席。
店主のしげさんこと大道成雄さんとご挨拶を交わし、pink bouquetさんをご紹介。
「前回もここのあとにラーメンを食べられたのですか」としげさん。
初訪問の後に、もつ焼きとラーメンを食べたことを意識しての質問。
「いえ、ラーメンは食べませんでしたよ」と私。
「でも、野菜の串焼きをいっぱい食べました」とちぃさん。
まずは、ビールで乾杯。
ここの生ビールは、アサヒのプレミアム熟撰。
胡瓜と牛蒡の浅漬け。
今夜はどんな料理と鮨に出会えるのか楽しみだ。
先付けは、ジュンサイとだだちゃ豆。
出汁の旨みが素晴らしい。
ちぃさん、pink bouquetさんと過ごす、鮨の名店、『千住 しげ』での楽しい夜の始まりです。