友人達と過ごす、築地の『鉄板焼 Kurosawa』での楽しいランチの続き。
今日のメンバーは、企画していただいたnaonaoさん、そしてpink bouquetさん、kennyさん、私。
私達の調理を担当してくれたのは、埜瀬料理長。
お話ししている内にnaonaoさんと共通点が色々と見付かり、話しが弾む。
〆は、魚沼産コシヒカリの白米とお漬物。
ひと口大の焼肉も何枚か出される。
これもご飯に合って美味い。
味噌汁もほっとする美味しさ。
食後の小菓子はサブレ。
黒澤ブレンドコーヒーも香が素晴らしい。
カップにもソーサーにも、Akira Kurosawaのサイン。
メーカーは何処なんだろうとソーサーを裏返してみると、そこにも黒澤明のサイン。
永田町の本店、『黒澤』が創業20周年ということで、記念の手拭いをいただいた。
満ち足りた想いで、店をあとにする。
kennyさんとは築地でお別れし、naonaoさんとpink bouquetさんと私は銀座まで散策することに。
築地本願寺前に咲いている花を見て、「これはなんというお花なのですか」とpink bouquetさん。
「木槿ですよ。韓国では無窮花(ムグンファ)といって国花に制定されているのですよ」、とご説明。
歌舞伎座の前まで来た。
久し振りの公演を控え、八月花形歌舞伎の演目と演者の案内が貼り出されている。
演目を見ると、与話情浮名横櫛 源氏店(よわなさけうきなのよこぐし げんやだな)だ。
そこでお二人に、源氏店の与三郎の決め台詞を披露する。
「しがねえ恋の情けが仇 命の綱の切れたのを どう取り留めてか木更津から ・・・(長いので省略)・・・、死んだと思ったぁお富たぁ お釈迦様でも気が付くめぇえ~」と見栄を切る。
お二人は驚かれたようだが、歌舞伎座の前で歌舞伎の決め台詞を滔々と述べ見栄を切るのは気持ちが良い。
銀座三越のライオン像もちゃんとマスクをしている。
晴海通りを数寄屋橋交差点に向かって歩く。
途中、エルメスの花火師の像の話しや、ボッテガ・ヴェネタの中国での問題、コーチにようるケイト・スペードの買収など、ブランド店の前を歩きながら話は尽きない。
お二人をご案内したのは、東急プラザ銀座の『グラン・マルシェ・デュ・ヴァン』。
ワイン輸入会社、徳岡のお店である。
人気店で何時も満席だが、この時期の平日の午後ということもあり、席が空いている。
naonaoさん、pink bouquetさんとシャンパーニュで乾杯。
飲んでいるシャンパーニュは、カナール・デュシェーヌ、キュヴェ・レオニー。
1868年創業の歴史あるメゾンで、カナールさん(夫)とデュシェーヌさん(妻)が結婚して生まれたメゾンであることから、”マリッジ・シャンパーニュ”と呼ばれている。
キュヴェの名称のレオニーは、創業者のレオニー夫人の名前。
パイナップルの甘い香り、深みのある果実味と、綺麗な酸。
ぶどうはピノ・ノワール主体で、ピノ・ムニエとシャルドネが加えられている。
瓶内熟成は36ヶ月と長く、リザーヴワイン比率も25%と高い。
このシャンパーニュはANAのビジネスクラスで出されていたので、よく飲んだ銘柄だ。
店の奥には、銘醸ワインをテイスティングできるコーナーもある。
10mlで〇千円のお値段を高いと思うか安いと思うかは、その人次第。
銀座でpink bouquetさんとお別れすると、naonaoさんと私はもう少し街歩きを楽しむことにする。
そして行き着いたのは、六本木。
六本木でnaonaoさんとお別れすると、私はミッドタウンでお買い物。
今年はミッドタウンガーデンでの催しも無く、寂しい夏だ。
人出は少なくても、緑は濃く美しい。
築地でのランチに始まり、銀座までの散策とシャンパーニュ、そして六本木までの散策と、友人達と過ごす楽しい午後でした。