何時ものホテル、池袋の「メトロポリタン東京」で彼女と過ごす
まったりワインの続き。
食事を終えると、デザートの時間。
冷蔵庫からアンリ・シャルパンティエの箱を取り出す。
今では日本各地に90店舗以上を展開しているが、まだ芦屋のお店しかなかった時から親しみのあるケーキ屋さん。
関西の親戚の多くが芦屋や夙川に住んでいるので、よく利用していたのだ。
ケーキを取り出し、コーヒーはルームサービスで注文。
彼女のケーキは、和栗のモンブラン。
ここのところ毎回色々なお店のモンブランを食べている。
私はザッハトルテ<クラシック>。
これはスポンジの間にアンズジャムが挟まれているので、デーメル
ではなく、ホテル・ザッハーのザッハトルテだ。
食べてみると、ホテル・ザッハーのほど甘くなく、上品な甘みで美味い。
本当は私もモンブランを食べたかったのだが、去年はウィーンでデーメルのザッハートルテを食べたので、懐かしくなって思わず買ってしまった。
今年は何処にも行けず、寂しい限りだ。
ルームサービスのコーヒーはポットで注文。
たっぷり四杯分は入っている。
外はもう夜の帳に覆われている。
シャワーを浴びると、冷えたシャンパーニュで乾杯し、喉を潤す。
これでシャンパーニュ、コンテス・ド・グラモンを飲み干してしまった。
ベッドに横になっても、CNNニュースを観ながら赤ワインを楽しむ。
キャスターをグラスに入れて遊んでみるのも楽しい。
一夜明けた朝。
天気予報通り、雨。
フランス語のレッスンに彼女を送り出すと、私は昨夜の残り物でのんびり朝食を楽しむことに。
ナトスの、マグロたたきサラダ、焦がしにんにくドレッシング。
そしてアジアンサラダの、牛もも肉のロースト、中華風ガーリック醤油ソース。
パンは、ポンパドウルのドゥリーブルとプチアンリシール。
マグロのたたきには、ニュージーランド、ネルソンのグリーン・ソングス、ネルソン・シャルドネ、2016年。
小山浩平さんが造る、オーガニック・ワイン。
熟成が進み、とても美味い。
牛もも肉のローストはドゥリーブルに乗せ、オープンサンドで味わう。
肉を食べるので、残った赤ワインも一緒に飲むことに。
ネルソンの白・赤の並行飲み。
ニュージーランド、ネルソンでブラッケンブルックが造る、シャングリラ、ピノ・ノワール、2016年。
一晩置いてもボディは全く衰えを見せない。
良いぶどうを使っていることがわかる美味しさだ。
二つ目の、牛もも肉のローストのオープンサンド。
ゴルゴンゾーラ・ドルチェは、ドゥリーブルに塗って食べる。
これがシャングリラ、ピノ・ノワールに良く合って美味い。
食後のコーヒーはルームサービスで。
今回飲んだワインも美味しかった。
三本のボトルに別れを告げ、チェックアウトすることに。
先にホテルを出た彼女から、プレゼント。
ホテルのショップでケーキを買い、ホテルのスタッフに頼んで部屋に届けてくれたのだ。
外は雨なので、ホテルの紙袋にはビニールの雨除けが被せられている。
帰りに少しデパートのお酒売り場を見て帰ることにする。
エノテカを一回り。
日本酒売り場では、高知・高木酒造の豊能梅を買おうと思ったが、品切れ。
何も買わず、帰路に就く。
家に帰り、彼女のプレゼントを開けてみると、笠間の栗モンブランとパンプキンモンブラン。
昨夜、私もモンブランを食べたかったと言ったので、買ってくれたようだ。
パンプキンモンブランもハロウィンらしくて可愛い。
彼女と過ごす、何時ものホテルでの楽しいまったりワインでした。