2020年の年末、友人達とランチを楽しむことに。
降り立った駅は、恵比寿。
ゑびす像には賽銭箱が置かれている。
このお賽銭は何に使われるのだろうか。
naonaoさんと落ち合うと、駒沢通りから旧山手通りをのんびり散策しながらランチのお店に向かう。
ハリウッド・ランチ・マーケットには門松としめ縄。
何だかこのアンマッチング感が新鮮。
お花屋さんには素敵なしめ縄のデコレーション。
2021年を迎える準備は出来ているようだ。
ほどなくランチのお店、『メゾン ポール・ボキューズ』に到着。
ここでnekonekoさんと合流し、三人で階段を下り、レセプションに向かう。
ここは大好きなレストランだが、コロナによる休業もあり、2020年は今回でやっと六回目の訪問。
レセプションの壁に付けられた『メゾン ポール・ボキューズ』の名前。
「グランメゾン東京」の時は、ここに『gaku』の名前が付けられていた。
先崎支配人に迎えられ、メンバーが揃うまではバー&ラウンジで一休み。
ラウンジのインテリアがとても素敵で、ここに居ると寛ぐことが出来る。
pink bouquetさんが到着し、四人揃ってサロンに案内される。
ダイニングルームは別にあるが、密を避けるため今はダイニングは閉鎖され、代わりに広いサロンが使われている。
テーブルの数は大幅に減らされ、広い間隔をあけて配置されているので安心して食事をすることができる。
テーブル数は減らされているとはいえ、平日の昼間にほとんど満席とは人気の高さがわかる。
サロンの壁には、ベルナール・ビュフェの代表作。
左が”カルメン”、右が大闘牛士、”エスカミリオ”。
そう言えば、2020年11月21日から2021年1月24日までBunkamuraザ・ミュージアムで”ベルナール・ビュフェ回顧展 私が生きた時代”が開催されていた。
年末最後の会食なので、今日はフルコース料理をお願いしている。
ワインはリストをさっと一瞥し、選択。
ワイン・リストの内容は大体把握しているので、今日の料理とメンバーのお好みを考慮り、すぐに決めることが出来た。
シャンパーニュで乾杯。
改めて今日のメンバーは、naonaoさん、nekonekoさん、pink bouquetさん、そして私。
ドゥラモット、ブリュット、プール・ヒラマツ。
サロンの姉妹メゾンのシャンパーニュ。
セパージュは、シャルドネ50%、ピノ・ノワール30%、ピノ・ムニエ20%。
シャンパーニュのお供はグジェール。
『メゾン』のグジェールはチーズの香りたっぷりで美味い。
アミューズ・ブーシュはヴィシソワーズ。
固めたヴィシソワーズにコンソメノジュレと黒トリュフ。
シャンパーニュが進む。
ドゥラモットの泡立ちが素晴らしい。
洋梨やグレープフルーツのフレッシュなアロマ、豊かな果実味と活き活きとした酸味、後味にはブリオッシュや炒ったナッツのニュアンス。
コート・デ・ブランのグラン・クリュのシャルドネが50%も使われ、醸造チームはサロンと同じ。
パンが届く。
美味しいが、料理が入らなくなるので食べ過ぎ注意。
バターはエシレ・ドゥー。
ドゥラモットのボトルを飲み干すと、白ワインを出してもらう。
抜栓したのは、クロ・デ・リュンヌ、キュヴェ・リュンヌ・ダルジャン、2014年。
ペサック・レオニャンの銘醸、ドメーヌ・ド・シュヴァリエのベルナール家がソーテルヌで造る辛口の白。
セパージュは、セミヨン70%、ソーヴィニヨン・ブラン30%。
貴腐ぶどうが少量使われており、それがボディの深み、厚みを一層素晴らしいものにしている。
オードヴルは、フォアグラのラビオリと冬野菜のポトフ仕立て、温かいコンソメと共に。
テーブル上でコンソメスープが注がれる。
スープの香りが食欲をそそる。
ラビオリの中には、たっぷりのフォアグラ。
『ポール・ボキューズ』の料理にはフォアグラは必須アイテム。
友人達と過ごす『メゾン ポール・ボキューズ』での楽しい食事会は続きます。