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Channel: ワインは素敵な恋の道しるべ
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2020年最後の食事会は代官山で、メゾン ポール・ボキューズ 2

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昨夜の地震には驚きましたね。

10年目の3.11を目前にして、東北地方の方々が感じられた恐怖を思うと心が痛みます。

怪我をされた方々の一日も早いご快復、被害の復興、そしてこれ以上余震が発生しないことを祈ります。

 

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今日はヴァレンタインデーですね。

亡き父の誕生日ですので、霊前に供えたチョコレートを美味しくいただきたいと思います。

皆様も素敵なヴァレンタインデーの夜をお過ごしください。

 

代官山のフレンチ、『メゾン ポール・ボキューズ』で友人達と過ごす素敵なランチの続き。

メンバーは、naonaoさん、nekonekoさん、pink bouquetさん、そして私。

 

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ポワソンは、ベーコンを巻いた真鱈と白子のムニエル、コキヤージュのムースリーヌ、ケッパー風味のブールノワゼット。

 

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コキヤージュとブールノワゼットが合わさった素晴らしい香り。

コキヤージュはあさりが使われている。

 

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ベーコンが巻かれた真鱈。

ふわふわの身が美味い。

ソースで見えないが、真鱈の下にはポワロのグリエが敷かれている。

 

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白子のムニエルも濃厚な旨みが素晴らしい。

 

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ポワソンに合わせて飲んでいるのは、クロ・デ・リュンヌ、キュヴェ・リュンヌ・ダルジャン、2014年。

ペサック・レオニャンの銘醸、ドメーヌ・ド・シュヴァリエのベルナール家がソーテルヌで造る、高品質の辛口の白。

 

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肉料理用に、抜栓しておいた赤ワインを出してもらう。

選んだワインは、ボルドー、リストラック・メドックのシャトー・フォンレオー、クリュ・ブルジョワ、2005年。

2005年と言う良いVTが普通にワインリストに並んでいるのが『メゾン』の素晴らしいところ。

 

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フォンレオーは”王の泉”という意味。

12世紀のイギリス王ヘンリー2世がここの庭園の泉で喉の渇きを潤したことから付けられた名前。

 

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裏ラベルにはセパージュが記されている。

カベルネ・ソーヴィニヨン53%、メルロー43%、プティ・ヴェルド4%。

 

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色合いは、卓上の赤い薔薇と較べても引けを取らないほどの濃いガーネット。

カシス、ブラックベリー、ブラックチェリー等の黒果実の香り。

強い果実の凝縮感、熟成感、強いが果実味に綺麗に溶け込んだタンニン。

15年の時を経て、まだまだ熟成のポテンシャルを感じさせる。

新樽比率1/3で12ヶ月間樽熟成されている。

 

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テーブルクロスに写るワインの影。

色が濃く光を透過しにくいので赤い像はわずかだが、ワインの涙の影が粘性の強さを表している。

 

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ヴィアンドは、仔牛フィレ肉のメダイヨン、マッシュルームのクルート、南瓜と栗のクリスティヤンを添えて。

nekonekoさんが「中華料理みたい」と一言。

確かにクリスティヤンは春巻きに、添えられた野菜は青菜(チンツァイ)に見えなくもない。

 

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仔牛フィレ肉の上には、アーモンドパウダー。

 

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仔牛の淡い色合いを残した火入れが素晴らしく、食欲を誘う。

 

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クロ・デ・リュンヌとシャトー・フォンレオーの並行飲み。

これが楽しいのだ。

 

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フォンレオーのグラスを撮影した数枚の写真の1枚。

焦点を暗い色合いのワイン液面に当てるとワイングラスが消えてしまい、赤ワインが宙に浮いて写っている。

花瓶の周囲にかすかにグラスの縁が見えている。

 

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食後はデセールの時間。

デセールワゴンから選んだスイーツは、このままの大きさでテーブルに届く。

 

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実はnekonekoさんもpink bouquetさんもスイーツは苦手。

何を選ばれるのか、興味津々。

pink bouquetさんが選ばれたのは、クレームブリュレ。

 

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nekonekoさんが選ばれたのは、驚いたことに、苺のムース、ウフ・ア・ラ・ネージュ、そしてミニャルディーズにアーモンドサブレ。

ウフ・ア・ラ・ネージュは『ポール・ボキューズ』のスペシャリティ。

メレンゲにキャラメルをかけ、ソース・アングレーズに浮かべた美しいデセールだ。

 

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私が選んだのは、ラム酒風味のババ、マロンケーキ、そしてガトーオペラ。

何だか私が一番女子的。

 

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nekonekoさんからひとつお裾分け。

これがまた美味しい。

 

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〆の飲み物は、nekonekoさんはエスプレッソ、あとの三人はレギュラーコーヒーをブラックで。

 

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今回飲んだ三本のボトル。

我ながらなかなか良い選択だった。

 

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気が付くと、満席だったサロンの中に残っているのは私達だけ。

12時30分頃から食事を始め、気が付くともうすぐ16時。

楽しい会話と美味しい料理とワインに時間を忘れてしまった。

 

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「グランメゾン東京」によく登場した長い廊下。

右側に厨房、左側に個室、そして突き当りの壁の向こう側に大きなメインダイニングがある。

メインダイニングはコロナ感染症予防のため、今は閉鎖されている。

手前の洋服掛けには、私達のコートがクローゼットから出されて準備されている。

 

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ラウンジに移動すると入砂シェフが挨拶に待っていてくれた。

シェフとの今日の料理に関するお話しも楽しい。

最後にラウンジで記念撮影。

先崎支配人に見送られ、満ち足りた想いで店をあとにする。

 

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お腹がいっぱいなので、代官山を散策。

T-SITEの蔦屋書店では、ランチ前にnekonekoさんが面白い本をいっぱい買われ、バッグが重そうだ。

 

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旧山手通りの向かい側には、『リストランテASO』。

今度はここでお食事をしましょうなどどお話ししながら道を下る。

友人達と過ごす、2020年最後の楽しい食事会でした。

 

 

 

 

 

 


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