クリスマスイヴの夕方、彼女と銀座で待ち合わせ。
と言っても銀座で食事をするのではなく、彼女が銀座で用事があったので私が銀座に迎えに行った。
ディナーのお店は日本橋。
日本橋に移動する途中、「まるごと高知」に立ち寄り。
目的の場所は一階の物品販売コーナーではなく、地下の地酒販売コーナー。
階段では吉田類さんが迎えてくれる。
ここには土佐の18の酒蔵の酒が揃っている。
豊能梅にするか、土佐しらぎくにするか、美丈夫にするか、はたまた南にするか、迷いながら酒を選ぶ。
そして選んだのは、安芸虎 純米吟醸。
2022年は寅年、お正月に飲むのに最適な酒だ。
この酒を飲んだ時の記事はこちら。
買い物を済ませると、外堀通りを八重洲に歩を進める。
八重洲では、外堀通りの西側は既に再開発を終え、今は東側が建設工事の真っ最中。
外観はほぼ完成した八重洲二丁目北地区再開発のビルには、「東京ミッドタウン八重洲」が入居する。
建築計画を見ると、完工は2022年8月下旬となっている。
開業が楽しみだ。
右が「東京ミッドタウン八重洲」が入居するビル。
左がヤンマー本社ビル。
こちらは八重洲一丁目東地区の再開発。
大黒屋だけがぽつんと残っているが、この先どうなるのだろうか。
外堀通りの反対側、西側は既に再開発が終了り、高層ビルが立ち並ぶ。
鉄鋼会館南館の植え込みには、何故かリス。
この後ろのレストランは、『サラベス東京』。
向かった先は、2021年7月21日に開業した「常盤橋タワー」。
何となく三菱地所っぽさを感じさせる外観。
目的のお店は、このビルの低層階を占める「トウキョウ・トーチ・テラス」にある『TATA』。
”TATA”と聞くと、まず頭に浮かぶのはインド最大の財閥、TATAグループ。
TATAグループとはビジネス上のお付き合いがあったので、親しみのある名称。
インドに行くと、TATAのクラブハウスや幹部の邸宅で何度も歓迎パーティーを開催してくれたことを懐かしく思い出す。
TATAの創業家一族はパーシー(ペルシャ人)で、宗教もヒンドゥー教ではなくゾロアスター教。
と言っても、どちらもアーリア人であることに違いは無い。
『TATA』のテラス席はビニールハウスになっているので、冬でも暖かく食事をすることが出来る。
カジュアルな造りだが、椅子のクッションのセンスが良い。
今夜はクリスマスディナーなので、ここでは軽くアペロの予定。
彼女のワインは、ニュージーランドのサテライトが造る、サテライト、スパイ・ヴァレー、マールボロ、ソーヴィニヨン・ブラン、2019年。
私のワインは、イタリア、アブルッツォ州のオルソーニャ・ワイナリーが造る、ルナーリア、モンテプルチアーノ・ダブルッツォ、2019年。
ビオディナミで作られたワインだ。
ワインのお供は、アンチョビオリーブと、さつまいもチップスとマスカルポーネ。
一杯だけのつもりだったが、彼女はもう一杯飲みたいとのこと。
彼女の赤ワインは、スペイン、カスティーリャ=ラ・マンチャ州のエセンシア・ルラルが造る、パンパネオ、テンプラニーリョ、2018年。
オーガニックワインだ。
私の白は、先に彼女が飲んだサテライトのソーヴィニヨン・ブラン。
とても美味しいというので飲むことにした。
彼女のテンプラニーリョがそれらしくないというので、私もテイスティングするが、確かに酸がとても強い。
ボトルを見せてもらうと、間違いなくテンプラニーリョだ。
エチケットは華やかで、フラメンコダンサーの脚のようだ。
「トーキョウ・トーチ」ではクリスマス・マーケットも開かれている。
クリスマスツリー前には多くの出店。
2021年の丸の内クリスマスのテーマは「魔法」、ハリー・ポッターとのコラボ企画。
これは”ふくろう便の樹”。
ブリックスクエアには、”ホグワーツの手紙の樹”。
これは別の日に撮影。
「丸ビル」のマルキューブには、”ホグワーツの魔法の樹”。
これも別の日の撮影。
彼女と過ごす、クリスマスイヴの楽しい夜は続きます。