日本橋のリストランテ、『代官山ASOチェレステ日本橋』で彼女と過ごすクリスマスイヴの素敵な夜の続き。
プリモ・ピアットは、黒トリュフとパンチェッタのカルボナーラ仕立て、温度卵と共に。
厚くスライスされた黒トリュフの香りがとても強く食欲を誘う。
黒トリュフの下には、温度卵。
卵を割ってカルボナーラソースと和える。
タリアテッレにソースが絡んでとても美味い。
フォカッチャが届く。
これがまた美味いのだ。
プレーンと黒オリーブの二種のフォカッチャ。
このあと黒オリーブをもう一つ追加。
シャンパーニュを飲み干すと、抜栓しておいた赤ワインを飲むことに。
選んだワインは、フラテッリ・ジャコーザ、バローロ、2015年。
コルクの品質も状態もとても良い。
綺麗なルビー色。
果実の凝縮感、強いタンニン、綺麗な酸。
カシスやプルーンのニュアンス、バラやスミレ、そして樽のヒント。
余韻は長く、アルコール度数は14.5%と高いが果実味がしっかりあるのでアルコール・アタックは感じない。
熟成はオーク樽で24ヶ月、瓶内で12ヶ月と長い。
セコンド・ピアットは、国産黒毛和牛のアロッスト、生黒胡椒のアクセント、旬の野菜を添えて。
生の黒胡椒のアクセントが効いてとても美味い。
生の黒胡椒を塩漬けにしたもので、香川県産なのだそうだ。
クリスマスドルチェが届く。
サンタさんの乗り物はチョコレートムース、そりの脚はメレンゲ。
黄色いのはオレンジのソース。
苺のサンタさんが可愛い。
サンタさんが担ぐプレゼントは、ラズベリー、ブルーベリー、バニラのマカロン、薄いカラメッラ。
粉雪に見立てたココナッツのアイスクリームは急いで食べないと溶けてしまう。
ドルチェのあとも、残ったバローロを楽しむ。
コーヒーのお供は、ガトーショコラ、マシュマロ、バーチ・ディ・ダーマ。
バーチ・ディ・ダーマはピエモンテ地方、トリノの郷土菓子で、貴婦人(dama)のキス(baci)という意味。
アーモンドプードルで焼いたクッキーでチョコレートをサンドしたもので、マカロンの原型と言われている。
濃いコーヒーがいっぱいになったお腹を癒してくれる。
天見支配人、酒巻マネジャー、大友ソムリエに見送られ、店をあとにする。
日本橋で彼女と過ごす、クリスマスイヴの素敵な夜でした。