1月下旬のウォーキング。
ここのところ、想像力を掻き立てる雲になかなか出会えない。
面白い雲を見付けても、手袋を外しスマホを取り出しカメラを起動させる頃には、風に流されて雲は形を変えてしまう。
この雲は、強いて言えば疾走する牡牛、それともミジンコ・・・、発想が貧弱。
毎日寒い日が続き、街で花を見ることが少なくなっている。
そんな中で黄色の満開の花を咲かせているのは、ロウバイ(蝋梅)。
ロウバイ科ロウバイ属の落葉低木で、中国原産。
とても良い香りがする。
三大香木は春の沈丁花、夏の梔子、秋の金木犀だが、冬の蝋梅を加えて四大香木と言われることもある。
花言葉は、”慈愛”。
梅の花も咲き始めた。
梅はバラ科サクラ属の落葉高木で、原産地は中国。
花言葉は、”上品”、”高潔”、”忍耐”、”忠実”。
この梅の木は辛うじて残ったもの。
ある住宅の庭に紅白の梅が数本植えられていたのだが、その住宅が取り壊され、複数の区画に分けられて売り出された。
これに伴い、この一本を除き、大きな梅の木は全て切り倒されてしまった。
毎年目を楽しませてくれる大きな酔芙蓉もあったが、これも根こそぎにされてしまった。
最近、再開発で樹々が切り倒されることが多く、悲しい限りだ。
赤まんまのような花を見付けた。
これはツツジ科ギョリュウモドキ属(カルーナ属)の常緑低木、カルーナで、和名はギョリュウモドキ。
原産地はヨーロッパ、北アフリカ、シベリア。
夏から秋が開花期なので、この真冬に開花しているのは驚き。
寒さに強い植物で、ノルウェーの国花となっている。
花言葉は、”自立”、”連理の枝”、”旅立ち”、”誠実”。
黄色の綺麗な花が咲いた植物を見付けた。
これは宿根ガザニアのようだ。
キク科クンショウギク属の多年草で、原産地は南アフリカ。
花期は春から秋で、今の時期に咲いているのは珍しい。
この花は寒さで花弁が丸まっているのだろうか。
花言葉は、”あなたを誇りに思う”、”笑顔で答える”、”身近な愛”。
今夜は高知の面白い日本酒を飲むことに。
香南市赤岡町の高木酒造が醸す、豊能梅 純米吟醸 いとをかし。
この酒も1月6日~12日に池袋東武で開催された高木酒造の販売会で、蔵の五代目から購入したもの。
その時の記事はこちら。
高知酵母CEL24で醸された酒は、独特の甘みを持っている。
高木酒造でおり酒を造っていたところ、甘味の強い酒が出来てしまった。
原因を調べると、高知工業技術センターにAC95を注文したところ、間違えてCEL24が出荷されていたことが判明。
間違いではあっても、珍しい味の美味い酒が出来たので、”いとをかし”と名付けて販売することにしたのだそうだ。
私なら”かたはらいたし”と名付けそうなところだが、それを”いとをかし”とするところが粋だ。
これが高知酵母の一覧。
CEL24は一番右端の、カプロン酸エチル系の酵母。
CEL24を使った土佐酒は東京では亀泉が流通しているが、この豊能梅と桂月も美味い。
使用米は五百万石、精米歩合は60%。
日本酒度は驚きの-10。
この酒は、パリのKura Master 2021純米酒部門でプラチナ賞を、ボルドー酒チャレンジ 2021純米吟醸部門で金賞を受賞している。
青リンゴのフルーティーな香り。
口に含むと濃厚な米の甘み。
その後に爽やかな酸が続くので、甘さが後を引かない心地良い余韻。
辛口の酒が多い土佐酒の中で、異色の存在だ。
大好きな豊能梅の”いとをかし”を楽しんだ、今夜のお家日本酒でした。