代官山のグラン・メゾン、『メゾン ポール・ボキューズ』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。
ヴィアンドが届く。
何だかとても面白いヴィジュアル。
牛フィレ肉のローストとリードヴォー、セップ茸のクルート、香り高い赤ワインソース。
手前にはリードヴォーが二個。
フィレ肉の上には、セップ茸のクルート。
ナイフを入れると、素晴らしい火入れ。
口の中でとろける美味しさ。
付け合わせの野菜は別皿で。
ソースを掬うためパンのお代わりをもらうと、エシレバーター・ドゥもまた届く。
肉料理に合わせる赤ワインは、クロ・ド・ラ・キュール、サンテミリオン・グラン・クリュ、2006年。
これは良く飲んでいるワイン。
15年余りの熟成を経て、今が飲み頃となっている。
紫を帯びた濃いガーネット。
黒果実の素晴らしい凝縮感、強いがしなやかなタンニン、長い余韻。
セパージュは、メルロー75%、カベルネ・フラン25%。
熟成の進んだサンテミリオンは美味い。
光を通さないかと思ったが、ダウンライトにかざすと綺麗な像を結んだ。
赤ワインが美味しくもっと飲みたいので、フロマージュのワゴンを出してもらう。
彼女も私も同じものを選択。
ロックフォール、サントモール、コンテ。
綺麗に熟成していて美味い。
クロ・ド・ラ・キュールのグラスを更に重ねてしまう。
クレームダンジュ、フレッシュメロンスープ、ライムのアイスクリームと柑橘のチュイルを添えて。
手前にはメロンの果肉、メロンスープには仄かに八角の香り。
フロマージュブランの上には、ライムのアイスクリーム。
フロマージュブランをメロンのスープと共に口に運ぶ。
口福のひと口。
いっぱいになったお腹を濃いコーヒーで癒す。
お腹はいっぱいでも、ミニャルディーズも完食。
ゆっくり食事を楽しんでいたので、満席だったダイニングルームに残る客は僅かとなった。
先﨑支配人と原田マダムが階段を上がって外まで見送りに来てくれた。
お二人の素晴らしい心遣いのお陰で、今夜も素敵な時間を過ごすことが出来た。
「代官山フォーラム」を出ると、気持ちの良い夜なので少し歩いてから車に乗ることにする。
「T-SITE」を見て歩くのも楽しい。
そういえば、『リストランテASO』にはもう半年くらい来ていない。
久し振りに訪問することにしよう。
彼女と過ごす代官山の夜は素敵に更けていきました。