「新丸ビル」のフレンチ、『メゾン・バルサック』でシャンパーニュランチを楽しんだ後は、次のお店に向かう。
予約しているお店は、『エノテカ・東京駅グランスタ丸の内店』。
ここでワイン診断を受ける予定。
店内の小さなイートイン・カウンターに腰を落ち着ける。
「エノテカ」のメンバーシップを取得したのは『広尾本店』、最近よく利用するのは『エスプリ・ド・タイユヴァン』、『ギンザシックス店』、『六本木ヒルズ店』、そして『池袋東武店』。
『グランスタ丸の内店』を利用するのは今回が初めて。
ワイン診断用のボトルは真っ黒なカバーで覆われ、銘柄が一切わからないようになっている。
でもボトルの形がブルゴーニュタイプかボルドータイプかは外見でわかる。
いよいよ6種類の試飲。
まずは色合いで品種の当たりを付ける。
口に含み、熟考。
でもわからない、次々とグラスを傾ける度に一層わからなくなる。
言い訳をすると、ランチでシャンパーニュを二人で三本近く飲んでいるので、そこそこ酔っている。
好みは1番と3番だったのでおそらくピノ・ノワール。
2番は強いカベルネ、5番はバランスの良いボルドータイプ、わかったのはそのくらい。
種明かしをしてもらうと、1番のピノと2番のカベソーは当たり。
1番はチリ、2番はアルゼンチン。
3番のピノは当たったが、4番のサンジョヴェーゼはわからなかった。
3番はフランス・ブルゴーニュ、4番はイタリア・トスカーナ。
5番のボルドータイプのカベソーは当たったが、6番のテンプラニーリョはわからなかった。
5番はフランス・ボルドー、6番はスペイン・カタルーニャ。
やはりシャンパーニュの飲み過ぎを言い訳にすることにしよう。
『エノテカ』を出ると「丸ビル」を通り抜け、丸の内仲通りを散策。
そして立ち寄ったのは、「ブリックスクエア」。
夏になると蔦で覆われた大きな柱からウォーターミストが噴き出るのがここの風物詩。
『マルゴ』のテラス席に座ると、冷えた白ワインを注文。
シャンパーニュと赤ワインは飲んだが、白ワインはまだ飲んでいない。
アントル・ドゥ・メールのシャトー・プルケイ・ガゾー・ブラン、2020年。
プルケイ・ガゾーは1674年創業の老舗。
所有する83haの畑の全てでビオロジック認証を取得しているオーガニックワイン生産者。
エチケットにもEUのオーガニック認証マーク、ユーロリーフが付いている。
色合いはモスグリーン。
グレープフルーツや青リンゴの爽やかな香り。
しっかりとした果実味を持ち、夏にキリリと冷やして飲むのに最適なワインだ。
セパージュは、ソーヴィニヨン・ブラン65%、セミヨン20%、ミュスカデル15%。
おつまみは、鴨の燻製。
まだお腹は空いていないが、これが美味しくワインが進む。
ここは前撮りのメッカ。
以前、お隣の『A16』のテラスで食事をした時は、前撮りカップルが7組も来ていた。
三菱一号館美術館で開催されているのは、「ガブリエル・シャネル展」。
最近入れ替わった中央の彫像は、ヘンリー・ムーアの「羊の形(原型)」(1971)。
しばらく涼み、白ワインを飲み干すと、これからどうしようかと二人で相談。
ちぃさんと過ごす、丸の内での楽しい午後は続きます。