8月末のウォーキング。
8月も下旬になると空には秋の雲。
海岸に打ち寄せる波、それとも滝壺に落ちた水の流れ、それとも柔らかなモヘアのマフラー。
やはり夏にはこんな入道雲が似合う。
暑いのは嫌でも、夏が過ぎ去ったと思うと寂しくなる。
直径10cm余りの大きな黄色の花。
何の花かと近付いてみると、そこにはヒョウタン(瓢箪)が。
ウリ科ユウガオ属の蔓性の一年草で、原産地は北アフリカ。
花言葉は、”幸福”、”平和”、”繁栄”、”利得”、”夢”、”円満”、”手に負えないほどの重さ”。
カリン(花梨)の実が生っている。
バラ科ボケ属の落葉性中高木で、原産地は中国。
この実もあと一ヶ月もすると黄色く色付く。
カリンの実は生食できずジャムなどへの加工にも適さないが、カリン酒の原料として使われている。
花言葉は、”豊麗”、”唯一の恋”。
アオギリ(青桐)の実がたわわに実っている。
アオイ科アオギリ属の落葉高木で、原産地は、沖縄、台湾、中国南部、ベトナムなどの亜熱帯地方。
桐の仲間ではないが、葉が桐に似ていて幹が緑色なので、青桐と名付けられた。
幹が緑なのは、幹でも光合成をしているため。
この実は熟すと茶色になり、コーヒー豆の代用品になる。
実を炒ると、ナッツとして食べることもできる。
因みに、チョコレートの原料のカカオは青桐と同じアオイ科に属している。
花言葉は、”秘めた意志”、”秘めた恋”。
野原の中で、可愛い紫の花をつけているのは、ヤナギハナガサ(柳花笠)、別名は三尺バーベナ、流通名はバーベナ・ボナリエンシス。
クマツヅラ科クマツヅラ属の多年草で、原産地は南アメリカ。
とても繁殖力が強いので、特定外来生物には指定されていないものの、「将来の生態系に被害を及ぼす恐れのある外来種」に入っている。
花言葉は、”幸運に”、”魅惑する”。
紫の花繋がりで、ベランダのアリッサムが満開となった。
この夏を生き延びた唯一の株がこんなに綺麗な花を付けると嬉しい。
アブラナ科アレチナズナ属(アリッサム属)の多年草。
耐寒性はあるが耐暑性が弱いので、日本の夏を越せないことが多く、日本では一年草扱いされることもある。
花言葉は、”美しさを超えた価値”、”奥ゆかしい美しさ”、”優美”、”飛躍”。
鷹の爪は葉がほとんど落ち、残った実は色付かないまま萎んでしまいそうだ。
この日の収穫は29本で、今年の収穫本数は939本となった。
まだ緑の実が30数本残っているが、もう熟すのは無理なので、来週には摘み取り、生の鷹の爪として料理に使ってしまおうと思う。
今夜はKALDIの気軽なワインを抜栓。
イタリア、シチリアの、コリンツィオ、ネロ・ダーヴォラ/シラー、2020年。
このワインを飲むのは2019VTに続き、二度目。
シチリアのDOCワインだが、前回も書いたがこのワインに関する情報は全くない。
KALDIのワインはコスパが良いが、ワイナリー名やセパージュや栽培や醸造に関する情報等を開示しないのが問題。
色合いは透明感のあるルビー色。
カシス、プラム、ダークチェリーの香り。
口に含むと、黒果実の果実味。
強めのタンニンがボディを引き締める。
アルコール度数は13.5%と充分だが、余韻は短い。
価格を考えれば、充分に楽しめるワインと言える。
シチリアのコスパの良いワインを楽しんだ、今夜のお家ワインでした。