西麻布の一軒家フレンチ、『レストランひらまつ レゼルヴ』で彼女と過ごす、ハロウィン・ディナーの素敵な夜の続き。
ディジェスティフが届く。
ハロウィンと言えばリンゴ、リンゴと言えばカルヴァドス。
ブラーが造る、グラン・ソラージュ、カルヴァドス、ペイ・ドージュ。
カルヴァドスの生産地区は、カルヴァドス ペイ・ドージュ、カルヴァドス ドンフロンテ、カルヴァドスの三つに分かれ、ブラーのカルヴァドスはペイ・ドージュでリンゴ(シードル)で作られている。
私が好きでよく飲むルモルトンはドンフロンテにあり、洋梨(ポワレ)の配合比率が高い。
食後に飲むカルヴァドスは最高に美味い。
オーク樽熟成期間は、2~5年。
窓の外は闇に覆われ、イルミネーションが煌めく光を放っている。
”漆黒に染まる禁断の果実”。
”禁断の果実”はリンゴ。
デセールもディジェスティフもリンゴ。
”漆黒”のチョコレートソースが注がれた。
写真の撮り方によっては、漆黒ではなくなる。
”禁断の果実”のお供は、カフェオレのアイスクリームとアプリコットのコンフィチュール。
いっぱいになったお腹を濃いコーヒーで癒す。
ミニャルディーズは、”ハロウィンの仲間たち”。
最初にセルヴィエットの上に置かれていたカードの裏には、プレゼントをもらうための出題。
私のカードには、「ハロウィンと言えばの決まり文句は」。
そこでスタッフに「Trick or treat」と答えると、オバケのアイシングクッキーをプレゼントされた。
彼女への出題は、「一番記憶に残っているイタズラは」。
彼女の答えに大笑い。
パンプキンのクッキーをゲット。
話しが楽しくて、コーヒーをお代わり。
気が付くと、既に三時間余りが経過していた。
今夜の料理もワインも素晴らしかった。
二階のレセプションに下りると、坂元支配人と内木場シェフが待っていてくれた。
シェフと今夜の料理に関する話しが楽しい。
この素敵なお店が12月末で閉店するとは本当に寂しい。
(既に昨年末に閉店しています。)
お二人とも私達と一緒に階段を下り、店の前で私達が角を曲がって見えなくなるまで見送ってくれた。
外苑西通りに出ると、イギリス人の建築家、ナイジェル・コーツが設計した”The Silo”(左)と、”The Wall”(右)の前で車に乗り、六本木に戻る。
立ち寄ったのは、六本木ヒルズ。
ママンにもお休みのご挨拶。
ここに立ち寄った理由は、成城石井。
彼女の明日のブランチと私の朝食用にサラダを何品か購入。
そろそろ帰途に就くことにしよう。
彼女とハロウィン・ディナーを楽しんだ夜は、素敵に更けていきました。