3月のこと、函館で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
『箱館ジンギスカン本店』を出ると、函館駅前でタクシーに乗り、次の目的地に向かう。
降りたったのは、函館山ロープウェイの麓駅。
観光には全く興味のない彼女だが、学生時代に友人達と訪れた函館山からの絶景をもう一度観たいとのこと。
でも目にしたのは、駅から道路に続く乗車待ちの長い列。
上りの待ち時間は20分、下りの待ち時間は何と50分。
2018年が60周年だったのだそうだ。
列の中に欧米人は少なく、アジア系、中国系の観光客が目立つ。
中国系でも英語を話す人が多かったので、香港からの団体客のようだ。
丁度20分で乗車。
かなりの人数が乗り込む。
5分間隔でこれだけの人数を山頂に運んでいるということは、山頂は大混雑のはずだ。
私達は最後に乗り込みドアの前に立ったので、外の景色が良く見える。
山頂に着くと、有名な函館の夜景が眼下に広がる。
展望台の後方に移動して撮影すると、多くの人が居ることがわかる。
上段の展望台からの撮影。
何時までも眺めていたいが、山頂には雪が残り、かなり寒い。
山頂に到着してまだ10分も経っていないが、そろそろ下山の列に並ぶことにする。
下りのロープウェイを待つ列は、幾重にも折り返し、延々と続く。
足元の周りには、固まった雪。
山頂での滞在時間は一時間。
この内10分弱は眺望を楽しみ、50分強は寒い中、乗車待ちの列に並んでいた。
下山し、ようやく宿泊ホテル、『ラビスタ函館ベイ』に戻ることが出来た。
身体が冷えているので、熱いコーヒーを飲むことにする。
彼女がお湯の準備をしている間、私は豆を挽く。
挽き立てのコーヒーの香りが素晴らしい。
熱いコーヒーとクッキーで寛ぎのひととき。
シャンプーや洗顔には部屋のバスルームを使い、身体を温めるのは最上階の天然温泉、海峡の湯でのんびり過ごす。
朝四時起床での旅の一日に、ふたりともくたくた。
急に思い立っての札幌・函館への旅は続きます。