5月のウォーキング。
この雲は何に見えるだろうか。
ミジンコのようなプランクトン、それともサソリ、それともモモンガ。
などと考えているうちに、みるみる姿を変え、終いには消えてしまった。
緑の葉の上に真っ白な花が咲いているのは、ヤマボウシ(山法師)。
ミズキ科サンシュユ属(ヤマボウシ属)の落葉高木で、原産地は中国、朝鮮半島、日本。
花はハナミズキにそっくりだが、ハナミズキが葉が出る前に花が咲くのに対し、ヤマボウシは葉が出てから開花する。
花のように見えるのは、ハナミズキと同じく総苞片。
花言葉は、”友情”。
見上げるような大木に、手のひらよりも大きい真っ白な花を咲かせているのは、タイサンボク(泰山木)。
モクレン科モクレン属(マグノリア属)の常緑高木で、北米南西部原産。
モクレンやコブシの仲間で、マグノリア属の中では最も遅い季節に開花する。
花は良い香りがするそうだが、高所に咲くので嗅ぐことができない。
花言葉は、”前途洋々”、”壮麗”。
スイカズラ(忍冬)の花を見つけた。
スイカズラ科スイカズラ属の半落葉蔓性植物で、原産地は日本。
甘い香りを持ち、蜜を吸うこともできる。
別名はハニーサックル。
”蜜を吸うつる植物”ということで、”吸葛(すいかずら)”と名付けられたそうだ。
花言葉は、”愛の絆”、”友愛”。
真っ白な筒状の花がいっぱい咲いているのは、イボタノキ(水蝋樹)。
モクセイ科イボタノキ属の落葉低木で、原産地は中国、朝鮮半島、日本。
樹皮に寄生するイボタロウムシが分泌する”いぼた蝋”は古来から蝋燭や家具のつや出し材として使われてきた。
この可愛い花が好きだ。
花言葉は、”くつろぎ”、”癒し”。
この植物はヒレハリソウ(鰭玻璃草)、別名はコンフリー。
ムラサキ科ヒレハリソウ属の多年草で、原産地はヨーロッパ、西アジア、西シベリア。
1970年代に健康食品としてブームとなり数多く栽培されたが、その後肝障害などの健康被害が起こる可能性が認められ、ヒレハリソウを含む食品の販売は2004年に禁止された。
ブームの頃に栽培されたものが自生化し、今でも空き地などで時々見かける。
花言葉は、”努力”、”治療”、”奮励”。
三日前のベランダ菜園の収穫。
ミニトマトはもうほとんど収穫を終えたといいながら、まだ少しは実が残っていた。
これからは鷹の爪が秋の収穫期を迎える。
今夜は、素敵な方からいただいた日本酒を飲むことに。
箱の上のリボンが可愛い。
愛知県北設楽郡の関谷醸造が醸す、蓬莱泉 純米大吟醸 空。
この酒には、松徳硝子が造る”うすはり 大吟醸”。
グラスに注ぐと、馥郁としたフルーツ香が立ち上る。
口に含むと、洗練された米の旨みと甘み。
後味は爽やかな切れの良さ。
空を飲むのは二度目だが、しみじみ美味いと思う。
使用米は山田錦、精米歩合は麹米が40%、掛米が45%。
一年間の熟成を経て出荷されている。
”うすはり”は厚みが0.9mmしかないため口当たりが素晴らしく、その形状は香りを引き出す。
底の真ん中に角のような突起があり、軽くゆすると酒が綺麗に回る。
素晴らしい日本酒を楽しんだ、今夜のお家日本酒でした。