今夜は彼女と銀座のマロニエゲートで待ち合わせ。 しばらくウインドウ・ショッピングを楽しんだ後、目的のレストランに向かう。 今夜は、ポールボキューズ銀座のワイン会なのだ。 久し振りの出席となる今夜は、季節も変わり、どんな料理が出されるのか楽しみにしているのだ。 今夜のアペリティフ・メゾンは、苺。 苺ジュースをクレマン・ド・ブルゴーニュで割り、それにジャン・ポール・メッテの苺リキュールで香り付けした食前酒である。 クレマンは、ヴーヴ・アンバルのミレジム、2011年。 ヴーヴ・アンバルとジャン・ポール・メッテ、なんとも贅沢な組み合わせである。 フリットしてマリネされた舌平目と、香りのよいジュレに包まれた野菜の組み合わせが最高。 アペリティフとの相性も良く、三杯もお代わりをして飲んでしまった。 トリンバックは、1626年創業、13代にわたりリースリングを造り続ける名門。 辛口のリースリング造りで有名であり、フランスの27あるミシュラン三ツ星レストラン(2014年)の全てでリストに掲載されている唯一のアルザス・ワインである。 今までアルザスのリースリングを飲まなかった彼女も、トリンバックに出会ってからはすっかり考えが変わってしまった。 自然な果実味とミネラル感を活かすため、発酵と熟成には小樽は用いず、ステンレスタンクと大樽が使用されている。 そしてこのワインは、ひらまつの為に醸造されたもので、Hiramatsuのラベルが貼られている。 このワインは何本も飲んでいるが、本当に美味い。 アルザスのリースリングの概念を変えるほどの素晴らしい辛口なのだ。 あまりに美味しいので、彼女も私もお代わりをして三杯も飲んでしまった。 柔らかなソーセージは口の中でとろけてしまい、旨味が口いっぱいに広がる。 彼女と過ごす『ポールボキューズ銀座』での楽しい夜の続きは、また明日。
私が日本に居ないことが多いので、ひらまつ・グループのワイン会を欠席することが多く、彼女は不満気味。
前菜は、舌平目と香味野菜のエスカベッシュ、カリフラワーのブルーテと爽やかなハーブのジュレ。
トリンバックに合わせる魚料理は、真鯛と小海老のソーセージと、冬キャベツのブレゼ、シュークルートに見立てて。
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ボールボキューズ銀座、ワイン会
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